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借地権を相続させる書き方・文例
■自宅の借地権を相続させる場合の遺言書のテンプレート
借地権とは建物の所有を目的として土地を借りる権利です。借地権の自宅などを相続させる場合は借地権とその底地上の登記された建物は一体ですのでそれぞれを分割して相続させる事はできません。建物と底地と賃貸人を明確に記載しましょう。
間違いの例として『自宅は妻○○に、借地権を長男○○に相続させる』と記載したときに借地権者と建物登記者が同一でなくなってしまった場合は地主さんが底地を第三者に売却した場合、新たな地主さんが現れたときは賃貸借契約者と建物t上記者が異なるので地権を対抗する事はできません。
借地権の相続の場合は賃貸借契約がそのまま相続人に継承されますので、相続するときにで地主さんの承諾や名義書き換え料などの費用は発生いたしません。ただし借地権を相続人以外に遺言書で遺贈する場合は地主さんの承諾と承諾料がかかります。。
遺言書 |
遺言者渋谷一郎は次の通り遺言する。 第1条 遺言者は下記の建物及び借地権を妻である渋谷あき子(昭和○○年○月○日生)に相続させる。 1.自宅 所在: 東京都渋谷区渋谷○丁目 家屋番号:○○番○○ 種類: 居宅 構造: 木造瓦葺2階建 床面積: 1階110.5平方メートル 2階80.5平方メートル 2.上記建物の敷地である東京都渋谷区渋谷○丁目○○番○○、 宅地150平方メートルに対する借地権 賃貸人:○○○○(東京都渋谷区渋谷○丁目○番○) 第2条 遺言者は○○銀行上野支店に有する定期預金を長男○○(昭和○○年○月○日生)に相続させる。 定期預金 口座番号00123456789 第3条 私は○○銀行東京支店に有する定期預金を長女○○(昭和○○年○月○日生)に相続させる。 定期預金 口座番号678900123456 第4条 私はこの遺言の執行者として下記の者を指定する。 (事務所) 東京都港区赤坂1−1−1 (職業) 弁護士 (氏名) 赤坂一郎 (生年月日)昭和○○年○月○日 |
平成○○年○月○日 東京都渋谷区渋谷○丁目○番○号 遺言者 渋谷 一郎 印 |
⇒借地権の相続(借地権の相続相談室) |
⇒借地権の対抗要件(借地権の相続相談室) |
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■参考ページ
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⇒円満な遺言書の書き方六か条とは |
⇒自筆証書遺言書の書き方・作り方 |
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