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マンションの相続の書き方・文例

■区分所有のマンションを相続させる場合の遺言書(遺言状)の書き方

•敷地権が登記されている区分所有のマンションを相続させる場合は@一棟の建物、A占有部分、B敷地権をそれぞれ登記事項証明書の通りに記載します。

 @一棟の建物の表示は所在、建物の名称

 A占有部分は家屋番号、建物の名称、種類、構造、床面積(因みに構造は表記は区分所有する部屋が1階建ての場合は1階建、メゾネットタイプの2階建ての場合は2階建と記載する。)

 B敷地権は土地の符号、所在、地番、地目、地籍、敷地権の種類、割を登記事項証明書通りに記載しましょう。

遺言書
 遺言者渋谷一郎は次の通り遺言する。

第1条
 遺言者は下記の区分所有のマンションを長男○○(昭和○○年○月○日生)に相続させる。
 1.一棟の建物表示
   所 在:   東京都渋谷区渋谷○丁目○○番○○
   建物の名称: 渋谷タワーマンション
 2.占有部分の建物表示
   家屋番号:  ○○番○○
   建物の名称: ○○号
   種 類:   居宅
   構 造:   鉄骨鉄筋コンクリート造1階建
   床面積:   ○階80.5平方メートル
 3.敷地権の表示
   土地の符号:1
   敷地権の種類: 所有権
   敷地権の割合: ○○○○分の○○


 第2条
遺言者は○○銀行○○支店に有する定期預金を次男○○(昭和○○年○月○日生)に相続させる。
  定期預金 口座番号00123456789
  第3条
遺言者は○○銀行東京支店に有する定期預金を長女○○(昭和○○年○月○日生)に相続させる。
  定期預金 口座番号678900123456
 第4条
 1.遺言者はこの遺言の執行者として下記の者を指定する。
  (事務所) 東京都港区赤坂1−1−1
  (職業)  弁護士
  (氏名)  赤坂一郎
  (生年月日)昭和○○年2月28日

 2.遺言執行者は、この遺言を執行するのに必要な一切の権限を有し、この遺言を執行するに際し、法定相続人の捺印を要せず単独で不動産、預貯金等の名義変更、解約、払戻請求等をする事ができるものとする。

 3.遺言執行者は必要と認めた時はその任務を第三者に行わせる事ができる。

               平成○○年1月3日
               東京都渋谷区渋谷1丁目1番3号
               遺言者 渋谷 一郎 


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